福福吉吉

カンパニー・マンの福福吉吉のレビュー・感想・評価

カンパニー・マン(2002年製作の映画)
3.5
普通の会社員だったモーガン・サリバン(ジェレミー・ノーサム)は刺激を求めてデジコープ社の産業スパイになった。モーガンは「ジャック・サースビー」として他社の会議に出席し、情報を盗聴する。嬉々としてモーガンはスパイの任務にこなすが、それと同時にモーガンは頭痛と奇妙な映像のフラッシュバックに襲われるようになる。そんな中、モーガンの前にリタという女性(ルーシー・リュー)が現れ、モーガンに助言するのだが...。

ストーリー展開がなかなか複雑で、謎の部分が多いまま進行していくので分かりにくさを感じます。しばらく誰が味方で誰が敵か、デジコープ社に対抗する企業の正体、何の情報を求めているのかなど分からないまま進みます。しかし、最後には全てがハッキリするのでうまくまとめているように感じました。

主人公のモーガン・サリバンはただの一般人で軽い気持ちで産業スパイになるという変わり者ですが、リタとの出会いを機に危険な存在になっていき、表情やふるまいがストーリー進行とともに変わっていくので、とても興味深くて面白かった。途中の死にそうな表情から最後の凛々しい表情まで変化は素敵でした。

また、モーガンの運命を左右する存在となるリタの雰囲気も謎めいていて、それでいてどことなく優しさを含んでいるような気もして魅力的でした。

ストーリーに変化があって面白かったと思います。

鑑賞日:2023年2月4日
鑑賞方法:CS ザ・シネマ
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