三四郎

エデンの海の三四郎のレビュー・感想・評価

エデンの海(1963年製作の映画)
1.0
夏目漱石の『坊っちゃん』と石坂洋次郎の『若い人』をモトにしたような物語だ。
しかしなんともバカバカしい映画…。あまりに幼稚なのだが、若杉慧の原作小説もこの程度のお話なのだろうか?
ただ1946年に出版された青春小説であることを思うと、当時の青春の夢や憧憬れが詰まっていると言えるだろうか…、私にはわからない。
「S」という表現はいつ頃まで女学生の間で主流だったのか。
戦後出版された小説だが、ストーリーの原案は1930年代の女学校文化だろう。
若杉慧が広島出身で広島で教師をしていたなら、この物語の女学校文化は広島が舞台なのかしら。そう考えるとなかなか興味深い。
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