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フランケンシュタインの復讐のhideharuのレビュー・感想・評価

2.3
2021.12.12レンタルDVDで鑑賞。
20年近く前にロンドンでハマーの特集がバービカン、国立映画館などで開催された際にホラーを中心にたくさん見たので多分その時にスクリーンで見ているはず。

ユニバーサルモンスターズのカラー版リメイクの一つ「フランケンシュタインの逆襲」の続編。しかしハマーは「ドラキュラ」と「フランケンシュタイン」をシリーズ化して量産した上にほぼ展開も同じなのでどれを見てどれを見ていないか、よく分からない。

でもこちらは「逆襲」の直接の続編。毎回のように何かしら手を使い生き延びるフランケンシュタイン博士、そして性懲りも無く必ず人造人間(モンスター)を作ります。毎回この展開です。

前作があまりにも悪趣味だと酷評を受けたからか本作は血まみれ描写は少なくなっております。
前作での事件の張本人として死刑を宣告されたフランケンシュタイン博士はギロチンに!でもまあ上手く誤魔化すわけです。

数年後には他の街で開業医として大成功し、その金でせっせと実験を続けてますが今回は既にボディは用意完了、そして脳みその提供者も確保。脳みそ提供者はいわゆる傴僂の上に右手右足が不自由な男で健常者の体を手に入れるために博士に協力してます。
弟子も手に入れ、これだけじゃ女っ気がないと思った製作者が貴族の娘のボランティアまで登場させます。

さてさて脳みそ入れ替え実験成功、しかし脳みそに問題があるからせっかく健常者のボディを手に入れても結局は元のように右半身が徐々に動かなくなり何故かカニバリズムの傾向を匂わせてちょっと暴れただけで迫力に欠けます。

フランケンシュタイン博士の正体もバレて浮浪者にフクロにされて博士自身も死亡。
でもそれじゃシリーズが続かないと言う事でちゃんとオチは用意してあります。

そして延々とこの展開が繰り返されます。
分かっていても見ちゃうんだよね。
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