MountainDew

JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョンのMountainDewのレビュー・感想・評価

3.8
「Joy Division」このバンドを聴き始めたのはつい最近のことで、ふと自分の崇拝するRHCPの曲「Right On Time」のライブ盤のイントロに「Transmission」使われてたことから興味が出て聴き始めた。
最初はすごい衝撃だった、まず全く楽曲が古臭くない、特に「ポストパンク」や「ニューウェーブ」なんて言われてるバンドは
今までも聴いてきたがどこか古臭く感じることはないこともなかった。しかし
「Disorder」「Love Will Tear Us Apart」「Shadowplay」「Failures」とどんどん聴いてうちにまるで今あるバンドと遜色ないほどクールなサウンドだった。
都会的な疾走感にパンクバンドには珍しい男らしく野太い声で時に自傷的に時にパンクロックらしく激しく歌いちらすボーカル。アルペジオで綺麗に彩るギターに
そのギターに上手いこと高音で絡み合うベース、タイトで時にダイナミックなドラム
聴いたその日からライブ映像や情報を
漁りだした。そのぐらい一日で虜になってしまった。
その内バンドは2枚しかオリジナルアルバムを出しておらずボーカルの「イアン・カーティス」の自殺により「New Order」に改名して今も活動中だということがわかり
何故自殺に至ったのかなどもっとこのバンドについて知りたくなり鑑賞した。
当時のマンチェスターをうまく反映し
吸収してできていったバンドなのだと深く理解した、しかしその成功とは裏腹にのしかかるプレッシャー。約4年足らずで彼らの憧れであるロックスター達と肩を並べるくらいの飛躍、その圧倒的なスピードと持病のてんかんの悪化など色々な取り巻きの中必死に歌い続けた彼とメンバーを描いたドキュメンタリーだった。
自分みたいにより深くこのバンドを知りたい人にオススメ。
鑑賞後に聴いてみるとまた違った印象になるのでは?
イアン・カーティスの自伝映画「Control」も観てみるつもり。
そして今日もJoy Divisionを聴くだろうなぁ
そんな映画。
MountainDew

MountainDew