エソラゴト

JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョンのエソラゴトのレビュー・感想・評価

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「24hPP」「Control」ときて、シメはドキュメンタリー映画。 上記2作で描かれた数々のエピソードを関係者達が生々しく語っている。

ドキュメンタリー映画故か、上記の映画ではあまり描かれなかったイギリス・マンチェスターという街の特徴や時代背景等も織り込まれていて大変興味深かった。

イアン・カーティスの「死」に対するメンバーの想いはそれぞれ異なるが、 それを静かに語る彼らの姿には胸が詰まる思いがした…。

ニュー・オーダーのポップでノリの良いダンスチューンが好きな自分にとってジョイ・ディヴィジョンの暗くてジメっとした音楽性は当初なかなか馴染めなかった。

しかし2枚のアルバムや彼等の歴史を追った全3作を視聴していくうちにイアンの人間性や内省的で美しい詩の世界に触れることが出来て、次第に耳にも心にも沁み込んでいくようになった。


そして2016年5月に行われたニュー・オーダーの来日ライブではアンコールでジョイ・ディヴィジョンの代表曲「ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート」が高らかに鳴り響く中、バックのスクリーンにはイアンの若き日の姿とこの文字がー(涙)


“FOREVER JOY DIVISION”