Adele

ねえ!キスしてよのAdeleのネタバレレビュー・内容・結末

ねえ!キスしてよ(1964年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

ビリー・ワイルダー監督作品は基本、好きですが、今作は評価に多少、困る作品でした
面白いといえば面白いし、そうでもないと言えばそうでもある
また、当時は内容だけに批判もあったようだが、それも頷ける

ネバダ州在住の売れない作曲家がとあることから、ディノこと、ディーン・マーティンを自宅に泊めることになり、女好きのディノに自分の美人妻をとられたくないという思いから、町外れのホステス(という設定)を雇うというコメディ

まず、時代が違うとはいえ、女性を差し出してまで自分の曲を売り込もうとする設定が嫌
ディノも今でいう強制的セクハラを平然とやっているし、スプーナーの共同作曲者であるガソスタの人も奥さんを家から出すために殴ったら?とか平然と言ってるし、開いた口が塞がらなかった…
時代が違うとはいえ、それはまずいだろ…現代なら炎上ものの設定やセリフが盛りだくさん

しかし、ホステス役のキム・ノヴァクは非常に美しくスタイルも良く、目の保養になった
職業差別する人達や男に騙されたせいで、あのような生活を送っているが、実はスプーナーの奥さんよりも物分かりが良く、男というものを理解して心得ている
実はスプーナーには、あの奥さんよりもポリーの方が合っているのでは?とも思ってしまった

非常に残念なのが、ラスト
もう少し捻りが欲しかったな
奥さん、あれだけ◯◯するって力んでたのに、あっさり解決してて、つまらなかった
ディノもあれだけひどい女たらしで嫌な奴に描かれていたのにラストでは、それを挽回するような展開になっている

結局、奥さんとディノは共にしたのかな?
あの描き方だとそうなんだよね?お金も置いていったしね
奥さんはその事実をスプーナーに言わなかったよね?
その辺もはっきりしないで非常にモヤモヤした

また、余談だが、自身、ディーン・マーティンのルックスが苦手なため、彼がドアップで映る度、苦しかったw
また、女好きで嫌な奴っていうのは、わりと自でいってたのでは?とも思ってしまいました
Adele

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