Qちゃん

ねえ!キスしてよのQちゃんのレビュー・感想・評価

ねえ!キスしてよ(1964年製作の映画)
3.4
ずっと観たかったビリーワイルダー作品の一つ。でも、期待値が高すぎたせいもあって、今まで観た彼の作品中では一番いまひとつだった。。

だって、ここまで観てきたビリーワイルダー作品、「昼下がりの情事」「麗しのサブリナ」「お熱いのがお好き」「7年目の浮気」「情婦」「アパートの鍵貸します」「あなただけ今晩は」「サンセット大通り」だよ?こんだけハズレなしだと、そりゃ期待値爆上がりだよね??

相変わらずドタバタコメディのテンポや脚本、演出は抜群に面白いんだけど、内容が内容だけに、色々あっても紳士として描かれる夫にも腹が立つし、圧倒的に同情していた奥さんもあんなことになるし、ポリーは結局スッキリだし、ディノはクソ野郎なだけにも描かれず、なんかすっごい中途半端な気持ちで観た。
この気持ちはアレだわ、分野は違えど「許されざる者」観た時の気持ちに似てる!誰もが完全に白でも黒でもないの。でもそれ、ビリーワイルダーの恋愛映画ではあんまり観たいアプローチではないかな。。結構評価が極端に二分してるの、分かる!

てか奥さんも激カワだと思ったけど、やっぱキムノヴァク超良い!!大好き!!出た瞬間から釘付けだった。トレーラーでの2人のシーン、大人の理性的な女同士の話でなんか好き。結局何も説明できずにグダグダの夫よりよっぽどちゃんとしてる。てか、伏線とかでは全然なかったのか。。もう少し何かハッピーで予想外の展開があるかと期待していたよ。。
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