菩薩

大砂塵の菩薩のレビュー・感想・評価

大砂塵(1954年製作の映画)
3.9
その服は目立つからと、真っ白なドレスから真っ赤なシャツ、真っ黄色のシャツとお色直しを重ねるファッションセンスが秀逸、しかも首には真っ赤なスカーフ、敵は真っ黒な喪服集団なんて、若干仮面ライダーっぽさすらある。若干ホモセクシャルな要素すら感じさせるもはや何角関係なのかすら分からない恋愛事情に金銭的執着がもたらす破滅的な展開、燃え上がる炎を前に狂喜の表情を見せるエマは鬼畜の鑑。馬の帰巣本能を利用したアジトばれ、女対女の戦いに嫌気がさし戦意を喪失する男達、結局この映画のどこがヌーヴェル・ヴァーグに支持されたかって、ファッションセンスに恋愛模様、開拓主義の強い女、ってとこなのか知らん。
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