リラリオ

晴れ、ときどき殺人のリラリオのレビュー・感想・評価

晴れ、ときどき殺人(1984年製作の映画)
2.0
こってりした作品ばかり観ていたので、たまにはベタなものを…と角川ミステリーをチョイス。が、それはミステリーではなく、コメディーだった 笑

北里産業の会長である浪子は、ある日コールガールが殺される現場を目撃してしまう。
3ヶ月後…容疑者が捕まり、面通しに呼ばれる浪子→「つうか…犯人の顔、ほぼ見えんかったけど…」→そんな浪子の元に、謎の人物から電話が掛かってくる→「嘘の証言をしろ!でないと1人娘の可奈子を殺す!」→娘を殺すと脅された浪子は無実の人間を犯人だと証言してしまう→殺人犯にされてしまった男は、自殺を図り、死亡。
無実の人間を死に追いやってしまい、自責の念に駆られる浪子→そんな中、可奈子が留学先のアメリカから帰国→久しぶりの娘との再会に喜ぶが浪子だが…おCHANELバッグに入れられた脅迫状を発見する→「平和を乱されたくなければ、真実を明かすなョ」

半年後…病いに伏せる浪子。
ずっと隠し続けていた真実を可奈子に明かす→「私は無実の人を1人殺してしまった。実はね…真犯人はごく身近な人たちの中にいるの…今、岩下って探偵を雇って調べさせていて…明日には報告が来るはずよ…」→脅迫状と良く似た文字を去年もらった年賀状から見つけてしまった浪子。なんとコールガール殺しの真犯人は身近にいる人物だった…しかし、浪子はその名を告げる前に、息を引き取ってしまう。

可奈子は、母の代わりに真犯人を探そうと決心する。
怪しい人物は…主治医の菊井、秘書の水原、会社を狙う社長の円谷と逆玉狙いで可奈子に言い寄るドラ息子の正彦。

可奈子は気分転換のため、レオタードに着替え、応接間で踊り狂う→ふと本棚を触る→「!?」→本棚の裏に隠し部屋があるのを発見→そこには、映画のポスターや書籍、パソコンが置かれていた→「…お母さん…」

新たに起きたコールガール殺人事件の捜査をする刑事が可奈子のもとへやって来る→浪子が目撃した事件と今回の事件には共通点が多々有り…殺されたコールガールの胸にはホクロ、頸動脈を一突きされ同じような手口で殺されていた→「実は、容疑者の男が昨夜この付近に現れたとの情報が…」→刑事は現在指名手配中の容疑者の写真を可奈子に見せる→が、その人物は上村という見たこともない知らない男だった。

刑事が去った後、可奈子は北里邸に潜伏していた殺人事件の容疑者・上村を発見する。
驚く可奈子に上村は「自分は殺していない!」と事情を話す。
殺された女は高校時代の友達→コールガールを辞めるが、店の男が「店に戻れ!」と脅しに来るので匿ってほしいと頼まれる→条件付きで一晩だけ泊める→が、図々しく居座る女→ブチ切れ、喧嘩になる→「外でやれ!」怒らる→「口喧嘩じゃ女に勝てねぇ…」アパートを出ていく→友達の家を転々とし、3日後アパートに戻る→女いねぇ→押し入れを開ける→「!?」→全裸で殺された女が!!→押し入れに隠れていた犯人に体当たりされる→見たことのないライターが机の上にぃ…→気を失う→ノック音で、目を覚ます→慌てて窓から逃げ出す。
上村はライターについて調べる→それは、浪子が40歳の誕生日に関係者の男性に贈ったライターだった→「…やはりこの2件の殺人事件は…」→真犯人を見つけるため、可奈子は全てを上村に話し、隠し部屋で匿うことにする。

そして、浪子の通夜が行われる。
この中に、真犯人が…
そこへ浪子が雇っていた探偵の岩下が調査結果の報告にやって来るのだが…

これは…ヒドイ 笑
お門違いの推理、ちょいちょい挟む無駄なお色気シーン、棒読みのセリフ、バカでかい効果音&リアクション、そしてこの映画最大のミステリー…ミステリーとはかけ離れたコント仕立てのエンディングから急にぶち込まれるジャッキー映画ばりのNGシーン。
もう何これ??状態です。ツッコミどころ満載で話が全然入ってこなかった ‪𐤔‪𐤔
あまりにも雑すぎる映画で、思わず笑ってしまった。
リラリオ

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