エキゾチックな衣装に魅かれて手に取った
20年代のハリウッドに
神秘的な禁断のエロティシズム
抑制された情熱のシンボル
とか言われて人気のあった俳優ヴァレンティノ
何となく気になったまま観てみました
ヴァレンティノとニジンスキーとのタンゴ・シーンは
とってもいいですね
バレエ・ダンサーのルドルフ・ヌレエフが
ヴァレンティノを演じている
葡萄を持ってニンフの女たちとカメラを撮るのは
可愛かった 『牧神の午後』
「オレンジ農園」を持ちたいっていう
ささやかな夢があったんですね…
アメリカへ夢みて渡って来てから
じつに様々な矛盾を抱えることになる
でも男の意地みたいなものがあって
それが彼を支えていた
脚本家ジューン・メシスの目に留まったことで
スターダムへと登りつめる
才能って美しくはかないもんだな
そんな感じが多くの女性が好きになったのかもしれない
そんなに好きじゃないけど
とにかく映画の歴史をゴ―シャスに見れた
ケネス・アンガーが「ハリウッド・バビロン」でも
“バレンチノはホモセクシュアルだった”と
書いているそうで後で知ってびっくりした!