たかちゃん

白馬城の花嫁のたかちゃんのレビュー・感想・評価

白馬城の花嫁(1961年製作の映画)
2.9
機織り娘が、城の殿様に想いを寄せ、花嫁となることを夢見ている。しかし、殿様の顔も知らないのだ。ある日、娘が住まいの小屋に帰ると、身なりの綺麗な若者が待っていた。殿様は、悪人に追われているらしいので、匿うことに。だが、正体は盗賊・殿様小僧(ダサい!)だった。十手役人の高田浩吉、屋台のおでん屋・山形勲が絡むが、切れのないドタバタに終始。しかし、ラストで娘が城に上ると、蜘蛛の巣が張った廃墟だった、というシーンでようやく娘の心象風景を描き出して失地回復。フランク・ペリー『泳ぐ人』、ジョン・シュレシンジャー『時よ止まれ、君は美しい』の先んじた点は評価したいが、ひばり映画として、あまり褒められる出来ではない。
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