FREDDY

セルラーのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

セルラー(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

デヴィッド・エリス監督が手掛けたクライム・サスペンス作品である本作は、突然自宅に押し入ってきた複数人の男たちによって家政婦のロザリオを殺害され、自身も拉致されとある家の屋根裏部屋に監禁されてしまった高校教師のジェシカ・マーティン、ジェシカが犯人グループのリーダー格であるイーサンが破壊した電話機を修復し発信を試みたことで偶然携帯電話に繋がり、彼女ら一家の救出に奔走することとなった見ず知らずの青年・ライアン、助けを求めに警察署へとやって来たライアンの応対をしたことで独自調査を始めた勤務歴27年のボブ・ムーニー巡査部長など、一つの電話によって繋がった彼女たちの視点から事件の行方を追った作品となっているのだが、キム・ベイシンガーやクリス・エヴァンス、ジェイソン・ステイサムにウィリアム・H・メイシーなど、豪華キャスト陣の共演は惹かれるものがありますし、内容としても、物語の起点でもある、誘拐されたジェシカが壊れた電話を修復し救助を求めるという展開や、ランダムに繋がった携帯電話の持ち主であるライアンが"通話を切ってはいけない"というルールに縛られながらも救出に奔走する点もそうですし、電話というものをフル活用した小ネタの数々もまた面白く、率直な感想としては、とても面白かった。本作は気軽に楽しめる作品であることに間違いはないですし、個人的にはリック・ホフマンが演じた味のある弁護士がやたらと印象的でしたね。コメディが散りばめられたサスペンス作品ではあったが緊張感もそれなりにあって、個人的には好きな一作ですね。
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