鍋レモン

セルラーの鍋レモンのレビュー・感想・評価

セルラー(2004年製作の映画)
4.4
⚪概要とあらすじ
アカデミー女優、キム・ベイシンガー主演のノンストップ・サスペンス・スリラー。監督は『デッドコースター』でスピード感あふれる映像を見せたデヴィッド・R・エリス。壊れた電話を修理し、SOSの電話を発した主人公の運命を手に汗握りながら最後まで楽しめる。

高校の科学教師ジェシカ(キム・ベイシンガー)は、愛する夫と11歳の息子リッキー(アダム・テイラー・ゴードン)とともに幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、ジェシカは見知らぬ男たちによって監禁されてしまう。

⚪キャッチコピーとセリフ
“見知らぬ部屋、見知らぬ男たち、最期の望みは、電話の向こうの見知らぬ人”

「後でなにか奢ってもらうぞ」

⚪感想
サスペンススリラー作品。

午後のロードショーで2回目の鑑賞。
今作のリメイク版である香港映画の『コネクテッド』を先に観てしまっていた。

主人公のジェシカをキム・ベイシンガー、彼女を助ける青年ライアンをクリス・エヴァンス、誘拐犯のリーダー格にジェイソン・ステイサムという豪華すぎるキャスト。

ひとつ惜しいのはジェイソン・ステイサムの声が山路和弘さんではないこと。違和感が凄い。

ライアンの“氏”のタトゥーにじわじわ。
クリス・エヴァンスはキャプテンアメリカのイメージがあるけど最近は嫌な奴や悪役も多めで好青年だけじゃなくこなしていて凄い。
今作ではひたすら振り回されているけれどジェシカのために頑張る姿がめちゃくちゃかっこいい。

主人公、青年、誘拐犯、警察とそれぞれの関わりあってのストーリーが面白い。
伏線や携帯の危機を上手く使った演出も良い。

ムーニー巡査部長の人柄大好き。トランスポーターのタルコニ警部と似たものを感じる。



⚪以下ネタバレ



電話をかけてからライアンが信じるまでが簡潔で良い。警察に伝え欠けるも乱闘や電話の電波から断念、息子の誘拐が分かりライアンの迎え、間一髪間に合わず盗んだ車でカーアクション。携帯の充電ピンチ、車の中にあった銃で脅し充電器ゲット。音楽を爆音で聞くおばさん、何とかミュートで危機回避。ジェシカの旦那を回収しに行くも先を越される。ジェシカは脱出。ライアンの取引でなんとか生還。警察の直感もありなんとか解決。

最後の「できることがあれば」からの「僕に電話をかけてこないで」のジョークはたまらなく好き。ふふっと笑顔にさせられる。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
科学教師のジェシカ・マーティンは突然、自宅に押し入ってきた男たちに家政婦のロザリオを殺害され、自身は誘拐される。犯人のリーダー格のイーサンはジェシカをある家の屋根裏部屋に監禁。さらにその部屋にあった電話器を破壊して出て行く。ジェシカは粉々になった電話器の部品を組み直し、発信を試みる。たまたま繋がったのは見ず知らずの青年ライアンの携帯電話だった。最初はイタズラ電話と思い、相手にしなかったが、次第にジェシカの切迫した声に押され、切れそうになる電池を持たせながらジェシカ一家救出の為奔走する。またライアンから捜索依頼を受けたボブ・ムーニー巡査部長も事件に巻き込まれていく。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。(180214)
午後のロードショーで鑑賞。(230510)
鍋レモン

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