s0o0

太陽の男たちのs0o0のネタバレレビュー・内容・結末

太陽の男たち(1971年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

4、5年ぶり?のイスラーム映画祭
最初30分くらい睡魔で死にそうになったけど、「ああそういう構成にしようとしているんだね」ってのが何となくわかってからは楽しめた

ベースになっている過度な灼熱のせいで当たり前のことが全くもって当たり前に出来なくて色々とツラい

トークショーも栄養があった
【トークショーサマリ】
・映画の原タイトルは『騙された男たち』
・原作の小説の著者ガッサーン・カナファーニはジャーナリスト、政治活動家
・映画と原作の違い
(映画)水タンクを叩く
(原作) 水タンクを叩かず、最後に「なんで叩かなかったのか!」とAbou Kheizaraneが叫んで幕
・原作は1962年の解放闘争が始まっておらず、耐えるだけだったパレスチナ人を、限界状況でも水タンクを叩かない描写で表現?
・映画は1973年の解放闘争開始後、色々と活動するけども世界から見向きもされていない様子を、叩いてもエアコンの音で聞こえない描写で表現?
・最後のシーンは先生が戦死した時の手の形(銃を持つ手)
・戦って負けて去勢されて同胞内で荒稼ぎするしかないAbou Kheizaraneの状況がパレスチナそのもの?(この映画は当時アラブ世界から快く受け入れられなかった)
s0o0

s0o0