第二次世界大戦時のドイツ陸軍のロンメル将軍を描いた伝記的な作品。
ロンメル将軍は原題のように「砂漠の狐」と呼ばれた名将。
北アフリカ戦線中期以降からのロンメル暗殺事件、エルアラメインの戦い、枢軸軍の降伏、大西洋の壁査察、ヒトラー暗殺事件、Dデイ、そして彼の最後までを描いています。
邦題では「砂漠の鬼将軍」となっているので、ロンメル将軍が北アフリカ戦線で勇猛果敢に大進撃する雄姿を描いているかのと思いましたが、本作品はそんな内容ではありませんでした。
ロンメル将軍の騎士道にみちた紳士的な苦悩が綴られています。
センスの無い邦題に残念です。
どんなに有能な人材でも、リーダーに資質がないと成果はでないですね。
劇中でロンメルを演じるジェームズ・メイソンが着ている軍服は、ロンメル家から借りた実物なので注目です。
チャーチル曰く「彼は賞賛すべき人物 尊敬すべきなのは 彼が忠実なドイツ軍人である一方で ヒトラーの所業を嫌悪したことだ！ そしてドイツを救うため陰謀に加担し 我を見失った暴君を倒そうとした そのために彼は命を犠牲にした 現在の悲惨な戦争において騎士道精神の宿る貴重な男だった！」
2021.7 BS TVで鑑賞
2020.12 BS TVで鑑賞
