カトリーヌ

別離のカトリーヌのネタバレレビュー・内容・結末

別離(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本がしっかりしてるなぁという印象のとても「ヒリヒリする」作品。カミさんのキャラクターが今ひとつ掴めなかったが、それも彼女自身の揺れる心、そんな女心を私自身が理解できないという事だろうか。
イランというそれほど馴染みがあるとは言えない国の現代の日常風景を興味を持って見る。その生活の端々に見える宗教、その重みを理解できる終盤のコーランの件。今作に限らずこれまでの映画でも何度となく見た事のある、宗教がベースになった「心の鍵」の話だが、やはり普遍的なテーマであって面白い。