ともぞう

別離のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

別離(2011年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

イラン映画は初かも。宗教が深く根強いていることや皆が自己中な主張をガンガンするところはお国柄を感じさせる。
小さな嘘をつき、引っ込みがつかなくなり、ドンドンにっちもさっちもいかなくなる2組の夫婦。心はますます離れ、もう元には戻らないだろうなと。なんとか両親が離婚しないようにと心を砕いてきた娘も犠牲に。
最後、親との「別離」を覚悟した娘。どんな返答をしたのかは見せないで終わり。えっ?とも思ったが、深い余韻を残す良い終わり方だったかも。
でも、子供も含めてイランの俳優は演技が上手い。皆が自然にその人物に見えた。

〈あらすじ〉
イランのテヘランで暮らすシミン(レイラ・ハタミ)とナデル(ペイマン・モアディ)には11歳になる娘がいた。妻シミンは娘の教育のために外国へ移住するつもりだったが、夫ナデルは老いた父のために残ると言う。ある日、ナデルが不在の間に父が意識を失い、介護人のラジエー(サレー・バヤト)を追い出してしまう。その夜、ラジエーが入院し流産したとの知らせが入り…。
ともぞう

ともぞう