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別離のlのネタバレレビュー・内容・結末

別離(2011年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

離婚の話かと思ってたら(いや最終的にはそうなんだけど)、思ってたんと違う.....な事件へ発展していき...

父親の、過失があると思うなら示談金を払う ママに言えって、娘に判断させるのマジで.....

家族や自分を守るための嘘。でもその嘘がどんどん濁っていくかんじ。

もうもうひたすらじれったい。

「理解できる」許容範囲と「できない」範囲が点在していて本当にうずうずする。

こどもでも証人になるけれど、あのタイミングで言う?!な真実を知っていたお爺ちゃん、奥さんが撥ねられるのを目の前で見ていても証言できないという....
痣が出来てる証拠を、と問診する際ボタンを外す息子の目をみつめるお爺ちゃんの表情....

人間の前では嘘をつくけど、
神の前では嘘をつけない。
📕コーランに誓えるか? という展開は 初めて観た。

サスペンスとしてはなかなか。

あんなに楽しそうにゲームしてた娘ふたり、あんなに小さな子が睨むようにみつめる姿...

最後涙ながらに「決まってます」と答えつつ、答えを言い出せず両親に席を外してもらう娘の気持ちを考えると....🥺

待つ姿のエンドロール....

初見:3.7 soso

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めも

信心深い奥さんは、行動言動ひとつに神から許されるのか天罰が下らないか に重きがあって、事をややこしくしてしまってる.....

でも妊婦だと知ってた父親も父親。賃金は相場だと上乗せしようとするそぶりも皆無。認知症のお爺ちゃんを妊婦がひとりで介護するなんて、簡単じゃないでしょう。知ってても、父を大事にしてる割になんとかなるだろう、って安易な判断できるの不思議。

じゃあ彼女も仕事を断ればいいかと言えば、夫は失業しお金も返さなきゃいけない。夫はヤケを起こしてしまうたちだし、薬を飲むくらいに不安定で、自傷する。撥ねられた時に真実を話していればこんなに拗れなかっただろうに、言えない。そもそも目を離さなければ、ひとり残して出掛けなければ、、、などなど
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