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別離のしのネタバレレビュー・内容・結末

別離(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いつだってこういったことの代償は全て子供が払う
子供に強く感情移入してしまった

家庭が徐々に破綻していく映画じゃなくて、関係が既に破綻している家庭がどうなっていくかの過程を描いた映画は稀な気がする

全体的に一つのフィルムで長く撮ってカットをあまり入れないカメラワークが自分までそこに傍観者として近くにいるような感覚にさせられる だからこそ苦しい

いつも子供であるテルメーに判断を委ねているのがずるいよ…シミンもナデルも…
俺に過失があると思うならお母さんを連れて来い、と言ったり、シミンが家から出て行く時についてこないの?といったり、娘がついてこないのは離婚してほしくないからだと知ってるんだったらそんなこと言うなよ…と思ってしまった

ラストシーン好き

誰も悪くないしみんな平等に人間だけど、子供は守られてほしい 国の福祉の制度が充実していないと子供がその代償を払うことになる
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