【離婚裁判と傷害事件:争点の二重構造】
2022年40本目
家庭裁判所で離婚の許可申請を得たい妻シミン。
「夫は良い人です。でも、苦労して得た出国の権利を無駄にはできない。一緒に来てくれないのなら…
離婚の話かと思ってたら(いや最終的にはそうなんだけど)、思ってたんと違う.....な事件へ発展していき...
父親の、過失があると思うなら示談金を払う ママに言えって、娘に判断させるのマジで...…
激重。決して劇的ではなく、一般的に(日本でも)起こりうる範疇の悲劇と憎しみ合いなのが激重。宗教が生活に根差している背景が大きな要素になってはいるが、その根幹にある差別や貧困、見栄などは全世界共通なの…
>>続きを読むなぜ一番いざという局面で自分の子に選択を委ねるの???(怒り心頭)
誰も悪くないけど、誰も悪くはないんだけども。
むしゃくしゃむしゃくしゃ
こんなにむしゃくしゃした映画初めて。そんだけ脚本がすごいっ…
「白い牛のバラッド」からイラン繋がりで、この作品を観ることに。
この作品の存在は前から知っていました。でも、ヴィジュアルとタイトル、簡単なあらすじから、てっきり夫婦の離婚でゴチャゴチャするだけの話…
パパがやったと思うのなら示談金を払うからママを呼んできて
子どもを試すような、そして大きな人生の岐路となるような判断を問うなんて許せなかった。
最後、父と母どちらを選ぶか
裁判官とテルメーが話し…
はー、重苦しくて後味悪い映画だった。もう観たくない...。
みんな誰かを守るためとはいえ、保身や欲の為につく嘘...。
純真だった娘でさえ、父の為に嘘をつかざるを得ない悲しさ。
介護士も何故こ…
© 2009 Asghar Farhadi