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狼は天使の匂いのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

狼は天使の匂い(1972年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

もっと堅〜い感じかなと思っていたら想像以上に面白く、登場人物もそれぞれ魅力的で全編通してカッコよかったです!
主人公の謎に満ちた感じや、どう見ても危ない集団に臆さない度胸がカッコよく、何よりチャーリーの余裕や台詞が渋くて魅力的でした。
特に始めの戻ってくるとわかっていながらあえて逃がして嘘か本当か見る作戦や、好きな景色はどこだと聞いてそこにお前の墓穴を掘るなど、カッコよくて真似したくなりました。
それに加え、カッコいいだけでなく登場する女性陣がどれも美人で、特にシュガーが可愛いのとキャラも魅力的で報われない最後も加え一番好きな登場人物でした。
また、仲間になるまでの過程や準備期間での暮らしが妙に楽しそうなのと同時に、集合写真ではその後の悲劇を想起させてられて切なくもなりました。
予想通りに、仕事中に次々と命を落としていく仲間達の最期には胸が痛み、最期の瞬間にそれぞれ帰りにつくように母に呼ばれる映像が印象的でした。
ラストの、向かってくる敵をそっちのけにビー玉を掛けて看板当てゲームをする二人の無邪気さが切なく、二人のその後を想像させられる子供時代の二人の映像のやけに寂しい感じも胸に残りました。
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