さすらい農場

ラスト・ターゲットのさすらい農場のレビュー・感想・評価

ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)
3.0
誰も信じない男
丸腰の女性を背後から射殺!冒頭から非情です。
主人公とは思えない所業に驚き!
観客に一切媚びない人物像に怯みます。
でも本当は後悔してたらしい…
(後に何となくそれと分かるシーンがあります。)
ここは分かりやすくして欲しかった😣
[こやつ何を考えておるのか?🤔]とモヤモヤしてしまうので…😓
何しろ周りを疑ってほとんど喋らない男なので、何を考えているか全く分からないのです。モノローグくらい入れてや…

原題: THE AMERICAN (アメリカ人)もスッキリしすぎです。
最後と決めた仕事は[カスタム銃の製造・受け渡し]とプロ的な変化球。[殺し]じゃないところが斬新🤔
しかも場所はローマ と、何だかカッコいい。

プロの殺し屋なのに公衆電話からボスに連絡したり、物語上ロマンスが必要とはいえ普通に売春宿に行ったりとベテランとは思えない行動はありますが…
蝶(絶滅危惧種)のタトゥーが示すように、古いタイプの男が滅びゆく哀愁を漂わせていて些細な事なんてどうでも良く思えます。(←哀愁ファーストか!)

そんなザックリした設定でちょいと不親切だけど、かなり渋い世界観(雰囲気)に浸りつつ、このジョージ・クルーニーは私の叔父さんになんか似とるなぁ〜などといらん事を思ってました。