Hashizyake

聖処女のHashizyakeのレビュー・感想・評価

聖処女(1943年製作の映画)
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なぜ教会に毎回石の中にマリア様を入れているのかがわかった。ベルナデットの美しさや尊さを感じながら泉にいきたくなる反面、悲しくなった。この泉、みなはどう思うだろうか。わたしは不平等だと感じた。今日、何人もの人が助けられているルルドの泉の存在は、誰が聞いても神秘的なものだと理解できる。

そこに実際に行ける人と行けない人が出ることが平等ではないのだ。皇太子が助かるシーンにもあるように、結局高貴な方は優先され、救いを求める人は亡くなっていく。ルルドに行けるかどうか家柄や職によって決まってしまう。それが悲しい。
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