無人島モノが好物なので前半は楽しく観ました。
火おこしや食糧の取り方を習得していく姿にワクワクするんですよね。
ただ、本作の主題は過酷なサバイバル生活を生き抜くことではなく、社会に戻ってからのヒューマンドラマにあります。
何故なら、無人島からの帰還後にこそ過酷な状況が待ち受けているから…
その時、主人公がどう行動するのか、心の葛藤に注目です。私ならどうするかな..
また 物語のラスト、人生の岐路を表すような場所に佇むシーンも印象的でした。
主人公はこれから先も人生を漂流するのですね。
ちなみに主人公を乗せた飛行機は嵐に巻き込まれて順路から200マイル離脱した、という説明がありましたが、200マイルとは約322kmで、日本でいうと東京から滋賀くらいまでの距離。
航空機器の精度がまだまだな90年代とはいえ いくらなんでも離脱し過ぎ?
そりゃあ見つけてもらうの無理だわ。