この作品は、観る前の印象とは別方向の着地点を迎えました。
人生で何が最も大事か。
こんな吐いて捨てる程なされたアンケートに提出された回答のうち、最も多くを占めるであろう回答の一つを、チャックが命を懸けて裏付けた。
チャックが4年間暮らしたあの島で、彼を最も支えたのは、火やカニ、ヤシの実以上に、ケリーやウィルソンであったことは明白。
人が生きる上で、人との繋がりが何よりも人生を彩るんだと感じました。
テーマとしては単純でありながら深みがあった。
遠回りではあるが、逆説的にテーマを伝える手法は面白いと感じた。