ねこまるキャット

キャスト・アウェイのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
4.0
『孤島』×『孤独』

飛行機事故で無人島に漂流した主人公が、どうにか生き残ろうとするお話し。

面白いのが、飛行機に積んでいた荷物が流れてきて、生き残るためにそれをアイテムとして使う様が、ゲームっぽくて惹かれます。

バレーボールを友達に見立ててたり、スケート靴の金属部分を使ってココナッツに穴を開けようとしたり。

完全に何もないサバイバル生活もいいんですが、物を使って試行錯誤する様は、心理実験を観察しているような楽しさがあります。

自分だったらどう使うだろうと、妄想するのも楽しいです。

無人島で試行錯誤して生活するので、台詞は少ないですが、ウィルソンのボールを友達に見立てているので、孤独を紛らませて自分を保とうとする、トムハンクス節が炸裂した演技を堪能出来ます。

こういった演技は本当にトムハンクスが一番しっくりくるというか、役に愛着が湧きます。

初めて火を起こした時の、感極まる演技は自分も嬉しくなってしまいます。笑

そしてそんな孤独な生活を支えて、助けてくれた飛行機に積まれていた荷物は、自身が務める運送会社のFedExによって配送されていたもの。

この映画を見てからFedExを街で見かける度に「あ、FedExだ」となります笑

詳しいお金の動きは分かりませんが、この映画によってFedExはとてつもない宣伝効果を得たのではないでしょうか笑

音響の環境音もとてもリアルなので、その場にいるかのような感覚を味わえます。

主人公が帰還する事が出来るのかは是非その目で!

有名な作品ですが、見た事ない方がいたら是非🐈