フライ

キャスト・アウェイのフライのレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
4.8
最初の高圧的で威厳溢れたトム・ハンクスの演技から後半の達観した彼の雰囲気は凄すぎる。
本作は物語の殆どをトム・ハンクス1人で演じているが正に役者馬鹿である彼のハングリーさが良く分かる作品。彼の色々な名作見てきたが自分に取ってはNo.1の映画。そしてロバート・ゼメキス監督の素晴らしさを再認識させてくれた映画でもある。
仕事も恋も全てにおいて順風満帆のトム・ハンクス演じるチャックが飛行機事故により無人島に漂流する作品だが、内容の濃さと彼の演技の素晴らしさには驚嘆するものが。緊張感、絶望、ユーモア、感動と音楽のバランスが自分に取っては最高。特に好きなのは唯一の仲間ウィルソンとのやり取り!恋人との再開は本当に泣けたしラストシーンも最高!
泣きたい時、必ず泣かせてくれる最高の映画。ウィルソンとの別れのシーンでさえ泣ける。とにかくこれでもかと言わんばかりに感情を揺さぶられる一級の作品。
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