シャトニーニ

キャスト・アウェイのシャトニーニのレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
4.2
ウィルソーーン!!!🏐(挨拶)

世間話になりますが、最近のCOVID19通称コロナウィルスによる感染爆発、映画界が被った痛手はかなり大きい。
最新作延期や映画館、ボックスの自主閉鎖、そしてすでに何人かのスターも感染し、死亡例も出ている。悲しみは大きいのですが、トム・ハンクス夫妻が感染したとの衝撃的ニュースから一ヶ月、な、な、なんと!トムが回復したとの朗報が!
これだけで、映画界の希望の灯火はまだ消えていないと信じています。


閑話休題、この映画は主人公が遭遇した飛行機墜落事故、遭難からの脱出を描いたもので、サバイバルを強いられるといった点では、今我々が置かれている状況にもシンクロしていく物語。
有能ながら冷徹なリーマンであるチャックが、頭脳を駆使して自力で帰還をめざす。いわば、ひとり「アポロ13」。DASH島も顔負けの鬼気迫る試行錯誤末にイカダ作ったりするんです。

荷物の中にあった“ウィルソン社製のバレーボール”をウィルソンと名付け、辛うじて正気を保つチャック。このゴム製の友を連れて、生きて帰れるのか!

オチまで語ってしまいそうになりましたが、未見な人はこの機会によろしくお願いします。
難点があるとすれば、冗長すぎるほどに詩的なトムが見られること。

生きるって素晴らしい。
何か友になる存在を伴い、
糧を得、誰かを想い、
生き続けて、こそ。(*˘︶˘*).。.:*♡

そしてそして、お帰りトム・ハンクス!よくぞご無事で!!