イチロヲ

電撃フリントGO!GO作戦のイチロヲのレビュー・感想・評価

電撃フリントGO!GO作戦(1966年製作の映画)
4.0
厄介払いを受けている手練れのスパイ(ジェームズ・コバーン)が、自然災害をコントロールする共産組織に肉薄していく。「007」シリーズの影響下で製作されている、スパイ・アクション映画。

本作の主人公は、型破りな手法で窮地を脱することができる、完全無欠の工作員として登場。ナンチャッテ空手とアナログ式ガジェット、そしてジェリー・ゴールドスミスのスパイ音楽が、いちいちツボに入る。

端役では、日系人の女優・ヘレン船井が、主人公に献身する美女グループのメンバーとして登場。靭やかなスレンダー・ボティと玉カンザシを刺した和風コスチュームを披露してくれる。主人公を追跡する女殺し屋(ギラ・ゴラン)もまた見目麗しい。

組織の本拠地は、一見するとフワラーでピースフルなユートピア世界なのだが、その深層部はマッド・サイエンティストが暗躍する混沌世界。サイケ柄のアートワークがふんだんに用いられており、映画特有のケレンミを楽しむことができる。
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