ピロシキ

ダック・シーズンのピロシキのレビュー・感想・評価

ダック・シーズン(2004年製作の映画)
3.9
話はシンプル、大イベントもなく、4人の登場人物が家の中を行き来して出入りする一日を映した、舞台劇のような90分。

彼らはそれぞれこの一日で、明日からの自分を大きく変えるような何かを見つけるのだが、それすら「でもまぁそんな真剣に考えなくていいよ、ジョン・レノンだって女みたいなもんやしね」って笑い飛ばせるような緩急のバランスと、動かないカメラが捉える、映像のトリック。炭酸の泡に指を置くためだけにコーラ買いに行きたくなるぐらい、カッコよかった。

エンドロールの終盤この二人の名前が並んでいたのを見てヤハリ、となった。もはや説明は、これにて終了です。

「Yasujiro Ozu, Jim Jarmusch」
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