ジム・ジャームッシュ
小津安二郎
を敬愛するメキシコ出身の監督、フェルナンド・エインビッケ氏。
メキシコのジム・ジャームッシュと呼ばれている彼の作品は、日常の中にある一幕をゆらりと描いている。
シーンの移り変わりがモロジム・ジャームッシュだった。
803号室に住むお留守番をしている1人の少年とその友達。
隣の今日誕生日の孤独な少女。
ピザの配達員。
そんな4人の過ごす午後が、奇妙で可笑しく非日常へと交差していく。
古アパートの一室が舞台となっており、時折見せる回想シーンで物語の切ない部分が浮き彫りになったりして入りこみやすい作品だった。
「カラーよりもむしろモノクロのほうが、より軽妙で、よりダイナミックなんだということをあらためて実感した」と、インタビューで語っている。
モノクロによって引き立つシーンがちょいちょい挟まれてるのでオシャレだなーって思った。
タイプの作品でした。