女子高生・栞が通う学校では、誰かが「ひとりかくれんぼ」をしたとうわさになっていた。
栞は入院中の母の見舞いを兄に頼もうと電話するも連絡がつかず、アパートを訪ねると兄の姿はなく、ひとりかくれんぼのネット掲示板を見ていたことを知る。
やがて、栞は古いネット掲示板に不吉な書き込みを見つけ、怪しい気配に悩まされるようになり……。
現代版こっくりさんとして知られる都市伝説をモチーフに、2008年にリリースされ評判を呼んだオリジナルビデオ『ひとりかくれんぼ』の劇場版第2弾。
怪奇現象を引き起こす危険な降霊術、ひとりかくれんぼの呪いを解こうと奔走する女子高生たちの姿を描く。
新劇場版とありますが、別に旧劇などを見ていなくても問題なく話は分かります。
基本的に難解系に分類できるストーリー展開。
話のつながりがなく、無駄がシーンが多くて、内容がよくわからない。
特に登場人物同士の人間関係がよく分かりません。
この作品、主要な登場人物は5人なので、逆に言えばこの5人の関係さえ分かっていれば話はすんなり分かるはずなのですが、それでも何が起きているのか全く分かりません。
それでいてホラー部分もどこかで見たような物が多く、リングの貞子風なものがチラチラ映るだけである。
ようするにひとりかくれんぼに手を出してしまった人やその人の関わる人たちが幽霊に殺されてしまう。
でもこのパターンは少しあきてきたかも…。
キャストに関しては、まず元AKB48増田有華ファンは必見です。
全体の80%に彼女が出演してます。
女の子達はそこそこ演技もできているので、アイドル映画でよくある「なんだこの棒読みー」とかいう違和感はありませんでした。
さすがに本職の女優には及びませんが、アイドル主演映画としては十分な出来だと思います。
しかし作品としては、やりたいことを全部詰め込んだ結果、見事に噛み合わずにぐちゃぐちゃになった典型例のような映画ですので、あんまりおススメはしません。