マサミチ

極私的エロス 恋歌1974のマサミチのレビュー・感想・評価

極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)
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女性の映画、とゆうより"女の性の映画"とでも呼べばいいのか?

かと云って今の規制だらけの世の中のフェミニズムの表層だけを綺麗事に描いた映画とはまるで違う。とんでもない。

とにかくこの武田美由紀とゆう女性、喧嘩腰にまくし立てる言葉がまるで抽象的で意味がよく分からない。

それどころか元交際相手の監督に一緒にSEXしてるところを撮らせたり、米兵との間に授かった子供の出産場面(衝撃的!)を撮らせたり、まァとにかくパワフルでよく喋りドン引きする、ある意味怪物である。

【ゆきゆきて神軍】の奥崎もそうだったが、この監督はまず被写体ありきで、その人間性を白日に晒す事を目的としていて、テーマありきの今のテレビのドキュメンタリーとは真逆に位置する。
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