ヤマダタケシ

一命のヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

一命(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2021年1月9日 アマプラで

・伝聞形式で伝わる最初の切腹から、そこに至る経緯のつなげ方が上手い。最初に〝侍という文脈で拒絶され死んでいった男〟を描いた後に現れる海老蔵が不気味に立ち上がる瞬間が最高。
・武士、男らしさの否定であり、それがいかにその都度都度の弱者を排除するものなのかが描かれていた気が。最後に出てくる殿様も含め、その男らしさの権力構造が意識的に描かれていた。
・地面に落ちた卵をすするシーンが本当に厳しい。
・竹光やまんじゅうなど小道具がとても印象的に使われていた。