お尻ぶたれて帰ってきました~、って作品。
今一つ盛り上がりに欠けるが、ボカシバリバリの脱ぎっぷりの良さは見所。
マウロ監督の前前作「薔薇の貴婦人」は単純にエロに振り切った潔さと、映像のいい加減さで笑えてそれなりに萌えるものだったが、今作は変に深みを出そうとしてしまった結果失敗という感じ。
元がアルベルト・モラヴィアの数十ページの短編小説なので、水増し感もあり冗長な感じがマイナスだ。
ヒロイン役のジョアンナは躊躇ない脱ぎっぷりで素晴らしい。あと2人乳見せ係の友人と娼婦はちょっとイマイチかな。
このシーケンスと映画脚本のために呼ばれた少女の所は映画のオリジナルストーリーのようだが、特に少女の告白などはもっと話を広げて盛り上げられたのに残念だ。
あまいSM描写に時代遅れのフリーセックス思想なので原作が60年代とかの古いものかと思ったら90年の物。当時としても古臭かったのではないだろうか。あの「O嬢の物語」原作が54年発表だからそのあまさが分かるだろう。
マウロ監督は制作時に68才。さすがに枯れてしまっていたのかエロ度はかなり低い作品。
余談。
もうね、何度でも書きますよ。
ボカシ、これって
「ここ、ここです、ここにHなものがあるんですぅぅぅぅぅう!!!!」
って大声で叫んでるのと同じ。
言っておくが陰毛が見たいんじゃない!ボカシが邪魔で映画に集中できないんだよ。