りょーこ

仇討のりょーこのレビュー・感想・評価

仇討(1964年製作の映画)
4.4
『武士道残酷物語』今井監督による、これまた残酷でやるせない武士道に生きる者たちの意地や家名存続にかける思いが交錯するモノクロ時代劇

主演の萬屋錦之助は、ヒゲがあると渋いのですが、今回下級武士ということもあり、なんか弱々しかったw

ヒゲがないと杉村太蔵みたいで(笑)

相手には丹波哲郎☆
相変わらず若くても威厳のある佇まいが素晴らしかったです!



下級武士、江崎新八(萬屋錦之助)。

奥野孫太夫と口論になり、果たし合いを受けて斬り捨てる。

その後、新八は寺に籠るが、孫太夫の弟、主馬(丹波哲郎)が無礼者はぶち殺す!と追いかけてきた。

が、運でまた勝てた新八。

しかし奥野家は家督存続をかけ、仇討を申し出てきて……



新八がしばらく世話になる寺の住職が良い味出してました♪
生臭坊主だけど(笑)

萬屋錦之助は、仲代達矢並みに瞬きしないから迫力ありますなぁ~
歌舞伎の美しさがどうしても垣間見えちゃうけど!

丹波哲郎はやっぱり別次元☆
刀の構え方から視線まで、本当にカッコいいのです!!!
なんで晩年、本当の別次元に行ってしまわれたのかww

ラストは壮大な舞台での仇討。
白と黒の対比がモノクロでさらに映える!

しかし酷い。。。
残酷だ。
りょーこ

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