ドラえもんは猫型ロボット

仇討のドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

仇討(1964年製作の映画)
3.9
「拙者、乱心などしておらぬっ!」

いやいやくだらないことで、普通に命の取り合いしてるやん。
互いにささいなことでカッ😡としすぎだろ。
短気は損気だよね🙄
デカいカッター⚔️持ってるんだから気をつけないと💦

〈あらすじ〉
武器庫の点検時に、槍の穂先が曇っていたことで口論となり、決闘の末、格上の武家の息子を斬った主人公。私闘禁止の決まりの中、家を追放されるが、収まりがつかない武家の跡取が主人公を斬ろうと乗り出して、騒動になるお話。

フォロイーさんのレビューに惹かれて鑑賞。
とても面白かった👏

【武士】という体裁を気にしすぎる職業の大変さを、冷徹なタッチで描いてる😣

何かと理由をつけて、土地を没収しようとする家老のいやらしさ😮‍💨
面目のためだけに人の命を取ろうとする跡取の恐ろしさ😈
人が死ぬ様を「一大イベントだ」と出店を出して商売する農民の意地汚さ🤪

美化されてるけどさ、綺麗事では語れない、人間なんてどの時代も欲まみれの生き物だよ、という非情な時代絵巻📜

悲劇を通り越して喜劇にも映る、圧巻の仇討シーンは人の残酷さ😈がよく現れていて良かったと思う。
泣いていた男の子が憐れ🤣🤣

話の内容も、クライマックスの📯仇討開催📯から、騒動が起こった経緯を時系列を遡って見せる作りも面白い。

いくらでも引き返せる機会はあったし、恋人も、弟思いの兄もいた。
それなのに、
「武士だから」とか、
「意地があるから」とかで、
結局、生き地獄に落ちる主人公も救いのない頑固者で自業自得。
巻き込まれた兄や恋人がただただ気の毒😩

「侍だけが人間ではあるまい。面目だとか意地だとか、くだらんことにいつまでも執着するな。侍の世界は普通じゃない。一寸先は闇」
という山寺の生臭坊主の教えが心に沁みる🥲

白黒映画だし、
セリフはよく聞き取れないが、
それでも、些細なことが死につながる武家社会の理不尽さや過酷さがよく表れていたと思う。
評価が高いのも納得。
とても面白かった👏👏

古い映画や時代劇に抵抗のない人は観てもらいたいと思う。
『切腹』も面白そうなので、観てみたい。

ミナさん、ありがとうございました
m(_ _)m
感謝です😆

それにしても、パッケージのインパクト😳