新文芸坐、追悼・橋本忍特集。
仇討ちが藩のセッティングのもと、公然と行われる。
そこに至るまでの人間模様や因果が時系列をミックスして描かれる様があまりに緻密で虚飾を排し滔々と。
橋本忍の脚本の素晴らしさに改めて感服。
鬼気迫るクライマックスを固唾を呑んで見守るも…
理由はどうあれ人を殺めた者の業に容赦ない視線を向ける。
面子、軋轢、矛盾、意地、覚悟、宿命…
正義が必ずしも是認されない社会の澱を嫌という程見せつける。
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ほぼ満席、JJI率99%
男子トイレの列の長さは新宿のタピオカ屋の比じゃなかった。
お小水待ちの上映遅延は初めて。
2018劇場鑑賞76本目