皆さんのレビューにあった
"昭和の雰囲気が感じられる作品"
見終えて、その感覚が何となく分かったような気がします。
僕自身、平成生まれだから
映画やドラマ、写真や雑誌でしか昭和の時代は分かりません
けどね、
感じました。
ありきたりな言葉で言えば、
大胆で、痛快で、人情味あって、真っ直ぐで、不器用で、
そういったのに趣きを、そして美を感じられる世界観みたいな感じかな。
特に印象的だったのは↓↓
・3人組売春婦に対する説教のシーン
ー武田さんの正面から心で訴えかけるお芝居、
その眼差しが純粋すぎた目に焼き付いてます
そして、
からの
・銃立て篭もり犯へのアクションシーン
ー上のシーンとは打って変わって、キレと重さのある香港アクション?系の動きにドスの効いた声、鋭い眼光。とにかくギャップがすごかった....
・演出部分
その後の取り調べの時の
カメラワーク、アングルや画角、ライティングが好き
・ひさこさんが、買い物をしてかえって来た
片山の姿を見て流した涙
ーとにかく涙が美しい、胸打たれる。理由は分からない。けどね、その所作だけで悲しさとか、この役が背負ってるフラストレーションを凝縮してたようなお芝居でめっちゃ素敵だったなあ。。
総じて
武田鉄矢さんの表現・魅せ方が秀逸でした。
ストーリーの前半と後半で片山役の表情・目つきが、柔から剛へと痛快なまでに変化していく様は、芸術の域レベルにも感じました。