ゆうき

戦艦ポチョムキンのゆうきのレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
4.9
ショスタコーヴィチ版を鑑賞。
まず編集がとても良い。
素早いカットで前後に意味を付していくモンタージュによりリズムとドラマを作り出している。
そのドラマを強調するのがショスタコーヴィチ版の音楽である。
船員や市民の人々の感情の動きを劇的に表現している。
鑑賞していて音楽とリアクションショットによって理解しやすく、娯楽性もある点でよい。
ショスタコーヴィチ版はシーン全体の情動を表現していると言われるが、マイゼル版は船員一人一人の情動を描き分けているといわれている。
ぜひマイゼル版を鑑賞して違いを感じ取りたい。
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