花とみつばち

月光の夏の花とみつばちのレビュー・感想・評価

月光の夏(1993年製作の映画)
4.0
実話ベースのお話し。
佐賀県鳥栖が舞台。
戦争中の昭和 20 年、ドイツ製グランドピアノがある小学校( 国民学校 )にある特攻隊の兵士が「 月光 」を弾きにやって来た。
音楽学校出身で音楽教師になる事を夢見ていた兵士が出撃間近だった。
それから現在になり、その兵士は誰でどうなったのだろうか…
戦争を語り継ぐ為に探し出す事になる。
兵士は2人、1人は「 月光 」を、もう1人は楽譜をめくり、「 海行かば 」を鎮魂歌として弾いた。
その1人が田中実。
田中実ってこんな役がとてもよく似合う。晩年は仲代達矢が演じる。
特攻隊員で事情で生き残った者は、福岡振武寮という場所で軟禁される。

何回も、何回も、手を振り去って行く特攻兵士の風間。田中実のこの誠実な役柄がよく似合うシーンが切なくて印象的です。
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