ナツミオ

ティファニーで朝食をのナツミオのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
4.5
NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞

 ”君は愛されることは
自由を失う事だと思っている“

2022/11/22鑑賞
オードリーの魅力が更に高まった、マンシーニの曲も思い出深いロマンティック・コメディの名作‼️
何回観たか覚えてない、イイ作品です!

アカデミー賞5部門ノミネート(主演女優、脚色、美術)主題歌賞『ムーン・リバー』、作曲賞受賞

1961年米作品
監督 ブレイク・エドワーズ
原作 トルーマン・カポーティ
脚本 ジョージ・アクセルロッド
音楽 ヘンリー・マンシーニ
出演 オードリー・ヘップバーン ジョージ・ペパード パトリシア・ニール バディ・イブセン ミッキー・ルーニー マーティン・バルサム

NYの早朝、宝石店「ティファニー」の前で朝食を摂るホリー(ヘップバーン)。
不特定多数の男と付き合い、質素なアパートに名前の無い猫と住んでいる風変わりな女性。
ある日、部屋の上階に引越してきた作家志望の青年ポール・バージャク(ペパード)と知り合い友達になる。彼は2E(ニール)という裕福なマダムのパトロンがいる。
ポールは自由奔放で天真爛漫なホリーに次第に心惹かれていくが・・・

オープニングから今では超有名な高級宝石店「ティファニー」前で朝食を摂るホリー。
衣装は、ジバンシィの黒のイブニング・ドレス。
ここで最初に目が釘付け!

中盤、見所1番のホリーがギターの弾き語りする『ムーン・リバー』
学生の時、ギターをやり始めた頃に真似て弾いた記憶。歌も簡単な歌詞だし。

ホリーとポールがお金を使わないでデートする場面で、ティファニーを訪れショー・ケースを覗き込む2人に店員が声をかけるシーン。
少ない予算($10)で買えるものは?
からの店員の一瞬困った表情とその後の展開は、店の人気が間違いなくアップしただろう神対応なシーン。
この作品後、ティファニーはNYの有名観光スポットとなり、近年カフェまで開業。
初見の時は、題名からティファニーはカフェの名前と思ってました。

原作のカポーティは、ホリーのイメージをマリリン・モンローに置いて書いたが、エドワーズ監督ら製作側は、ヘップバーンがこの役に相応しいと採用したとの事。
結果、作品は大ヒットし、彼女のイメージは役の娼婦を感じさせない、”イカれ女“だが純真な女(マーチン・バルサム演じるバーマン台詞)だった。

ヘップバーンの相手役ジョージ・ペパードはNYアクターズ・スタジオ出身の実力派若手で抜擢され、本作でブレイクし、彼の代表作ともなった。
近年では、人気TVシリーズ『特攻野郎Aチーム』のリーダー・ハンニバル役で元気な姿が観られたが1994年に65才で急逝。

少し違和感があったのは変な日本人、日系人?のユニオシ(ルーニー)
チビで出っ歯、メガネ姿で直ぐにクレームを付ける同じアパート住人。ルーニーは監督の指示のまま演じたという。
エドワーズ監督の日本人のイメージ、誇張されたイメージは少し不愉快な描写だった。
まぁ、コメディ要素としてはインパクトある役ではあった。

終盤の雨のNYも名場面で印象に残る。
猫ちゃんも見つかって良かった!

AFI情熱的な映画ベスト100 (2002)の第61位にランクイン

アメリカ国立フィルム登録簿に登録


2024/5/4
NHK-BSシネマ録画鑑賞
実家にて両親と長女の4人で。

3年半振り(5,6回目?)に観た。

 何回観てもオードリーの魅力に
  やられる♪♪♪

・けどユニオシが登場するシーンは不快。

・パーティ・シーンもごちゃごちゃしていて息苦しい。

好きなシーンは、
・ティファニー前での朝食

・ジバンシィの衣装

・ギター弾き語り

・初めてやることのデート

・ティファニー店員の神対応♪♪♪

・おもちゃのお面を万引き

・ポールのパトロンの手切金
 暫くしたら彼女の元に戻ってくるという考えが明け透けで、見透かされているのか?

・最後のタクシーでのホリーとポールのやり取り

・雨の中?猫ちゃんを放り出す

・雨の中、2人と1匹の抱擁

やっぱり名作♪♪♪
ナツミオ

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