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ティファニーで朝食をのまのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.3
名作と謳われる作品で、こんなにも名作の理由が分からない作品は初めてだ。

オードリー・ヘップバーンが致命的に役にあってないように見える。演技も浮いているような気がしてならない。本作においては、ただただ美貌で役を保っている印象。

ストーリーも浅く感じた。ティファニーに執着する意味と、彼女の内面にある悩みや過去が結びつかない。恋愛ものなのに、内面があまりに描かれてない部分がありすぎる。故に、全ての行動が浅ましく感じる。理解も共感できる要素が1つもなかった。

お洒落さも私は感じられなかった。撮り方も凡庸。洋服や部屋の小物も可愛いものはあるけど、それが惹きたつような見せ方はされていない。要所要所で、雑に思えるセットだった。

タクシーのシーンに至っては分かりやすく合成すぎやしないか。アングルも真正面のみという、申し訳ないがダサさを感じた。この年代の他の映画と比べてもチープ過ぎやしないだろうか。

これを見て憧れるという女性の気がしれない。オードリーヘプバーンは美しいですが、ローマの休日のほうが白黒だけど5万倍は魅力的。見せ方が酷いと思う。
ま