blomma

ティファニーで朝食をのblommaのネタバレレビュー・内容・結末

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

オードリーヘプバーンの映画を初めてみたが、1960年代の日本人のイメージに衝撃を受けた。
ティファニーで朝食を、という題名から、鑑賞前はおしゃれで優雅な朝を過ごすような映画かと思っていたが、ティファニー前で朝食を食べるのは最初だけ。しかし映画を通じて、ティファニーはホリーにとっての精神安定剤だった。

映画鑑賞趣味本格化計画第三回

今回は女優として名高いオードリーヘプバーンのリバイバル映画を鑑賞。映画館で字幕の映画を観るのは初めて。オードリーヘプバーンは素直に可愛く、映画の最初から最後まで通して流れる”Moon River”は映画のムードに合っていて素敵だった。アカデミー作曲賞を受賞したのも納得。

一方でオードリーヘプバーン演じるホリー・ゴライトリーの上階に住む日本人のイメージがかなりのステレオタイプで、時代を感じつつも、少し不快な感じ。ジンベエのようなものを着ていて嫌味な感じでホリーに苦情を言っていた。今の日本人のイメージとはかなり違っていて、SNSなどで実際の状況を簡単に知れる時代ではなかったと思うので、知らないことの怖さを感じた。自分もまだ知らないことがたくさんあると思うから、知ってる人から見て不快に思われるような偏見を持たないようにしたいし、知らないところで偏見を抱いていることも自覚して生きていきたい。

こういうことを考えることができるのが、時代や国の違う映画を観ることの醍醐味だと思った。

藤井風のMoon Riverの演奏最高です。
blomma

blomma