いかえもん

激突!殺人拳のいかえもんのレビュー・感想・評価

激突!殺人拳(1974年製作の映画)
3.7
フォロワーさんのレビューがあまりに面白そうすぎて、観てしまいました。
こ、これはすごい…、なんでもっと早く観てなかったんだろう。
私の好きな、なんでやねん!どないなっとんねん!系映画です。

光の速さで進むかのようなストーリー展開と、アクションに次ぐアクション。そして、千葉真一の顔!!!!もはや顔で戦う男と言っても過言ではない。関根勤のものまねが上手すぎだったことを今更知るという結果が非常に悔しい。

冒頭、死刑囚のところにやってきた千葉住職が死刑囚を締め上げるところからして、なんだこれは!なんだけど、その後も、その後も、その後もずっと最後まで、なんだよそれ!の連続技をかけられて、もはや私が笑いすぎて瀕死の状態。でも圧倒的な熱量で押し切られてしまって、なんか好きになっちゃうわ。きっとタランティーノもキアヌもこんな気持ちだったんだろうな。千葉ちゃんの顔、時々タランティーノに似てたし。というかタランティーノが千葉ちゃんをまねているのか?!まあどっちでもいいんだけど、タランティーノの映画って血液量が半端ないと思うんですけど、ルーツここかぁ~って改めて思い知る感じ。
押し切られるのになぜか、物語もちゃんと把握できるとこもすごい。登場人物もとっても個性的で、その辺もいい感じ。でもアクションシーンは本気ですごい。千葉ちゃんの顔が笑いを誘うだけです。

それにしても女とみれば、ぶっちゅーって熱いキスを浴びせる千葉ちゃん、それはどうなんだ?
そして、コォォォォ~っていう独特の呼吸音、もしやダースベイダーも千葉ちゃんの影響を受けたとか言わんよね…、サニー千葉、影響力ありすぎで怖い。