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激突!殺人拳のhasseのレビュー・感想・評価

激突!殺人拳(1974年製作の映画)
3.0
タランティーノはじめ海外のシネフィルをも虜にしてやまない千葉真一を、レジェンドクラスになってからしか観たことがなかったので、代表作と言われる本作を観てみた。千葉が30代半ばの作品。

とにかく、千葉真一の顔芸に次ぐ顔芸のオンパレード!最初はくどく感じたが、段々くせになってくる。身体も空手の呼吸法なのか独特のくねらせ方を披露。謂わば千葉真一流マニエリズム、あるいは千葉真一流歌舞伎的な異彩を放つ魅力を湛えている。

ストーリーは単線的で、敵キャラの魅力は今一つふるわず全体としては微妙な印象だが、全身で千葉を感じることに特化した作品だった。

アスペクト比がこの手の日本のエンタメ作品にしては珍しく?シネスコ。
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