大好きな裏庭ミュージカル。
これで見るのは三本目。
裏庭ミュージカルの定番要素てんこ盛り。
・子供たちがお金集めのためにミュージカルの上演を企画、大人たちを説得して実現させて認められるというストーリー展開
・ミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランドの恋
・ちりばめられた戦意高揚要素
・バークリー特有の演者顔面ドアップショット
・バークリーお得意の大人数群舞シーン
・フランクリン・ルーズベルト万歳
・ここぞとばかりに流れるヤンキードゥードゥル
思い付く限りでもこれだけある。
この作品、ジュディがシュッとしててコンディションが良い。
ミッキーとジュディが恋に落ちるシーンで歌われる"how about you"は演出が秀逸で洒落ており、
中盤みんなで踊る"Hoe Down"がゴキゲンで楽しい。
改めて思うのはバークリーの演出手腕。映画史のなかで映画作家としてある程度再評価しても良いような気がする。
奇抜で派手なミュージカルシーンのイメージが強いけど、
彼の撮る劇シーンの演出こそとても洗練されてるように見えるので。