オレオ

ブルーバレンタインのオレオのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
3.8
この映画を観たあとに湧いてくる気持ちに、なんと名前をつければいいのかが未だにわからない。
怒りなのか、悲しみなのか、悔しさなのか……ただ、喜びや楽しみではないことは確かです。

1組の夫婦の始まりと終わりを、過去と現在をクロスオーバーさせて描く。
劇中の演技は、アドリブを交えて行われているとのことで、ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズの演技力にまず驚かされる。

Open the door.
Please, Open this door.

消え入るようなライアン・ゴズリングの声が、今も耳にこびりついて離れません。
過去のキレイな想い出たちが、現在の言い争いの種になっていく。
中でも 想い出の曲 の使われ方が特にキツかった。

楽しい作品ではないので、決してオススメできるものではないですが、一見の価値のある作品であるとは思います。
オレオ

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