過去鑑賞記録

モノクロ映像
フィルム・ノアール
ヌーヴェルヴァーグ
これはフランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のごとく』へのオマージュ作品だろうか？
まずは、どの俳優も、なんてナチュラルな演技なんだろう！と驚く。
しかもモノクロフィルムが全ての事象に奥行きをもたらし、
きっとカラー映像だったら、馬鹿馬鹿しいシーンになっていただろうと思われるシーンもあるのに、本当に素敵だ。
欲望にまみれた低俗な三流映画の様に見せかけて、実は計算しつくされた、高度な芸術作品だと思った。

‪「突然炎のごとく」‬
‪前衛的な作風を世に出さず己の道を突き進んだ結果、様々な傑作を世に遺したF.トリュフォーの傑作の一つが本作。二人の男と一人の女と言う三角関係…美しく微笑む故J.モローと抱き合いキスするクローズアップ。この自由奔放でセンスの良いカメラワークは正に彼の貫かれた形である。‬