戦後を代表するイタリア映画でネオレアリスモの金字塔。時に冷徹に、時に優しく庶民の哀歓を綴ったドキュメンタリー・タッチの作品。子役が最高に上手い。そして可愛い。
虚飾を一切払った映像が素晴らしく、ヌ…
チーズ
映画の教科書。泣くなと言われ、泣かないと言い、秒で泣く女のシンプルさに感動する。窓越しの窓を使ったGSや、顔の前を高速で走り抜ける自転車の車輪等の大胆で攻めたショットが、物語や人物の葛藤、…
2024/4/28
題名からして悲哀が漂っているが、一つの時代を綺麗に抉り抜いたような強烈な作品だった。遠い国や時代の出来事のはずなのに、颯爽と去っていく人並みや満員のバスに現代日本の東から始まる…
やっぱりヴィットリオ・デ・シーカはわかりやすい!ただただ貧しくてかわいそう。何がもう悪いのか。負の連鎖。最後は絶対そうなるよね、、、っていう。っていうかタイトルがだってねえ。語ってるじゃんねえ。あの…
>>続きを読む「ネオレアリズモは1940年代にイタリアで生まれた、『華美にメロドラマにも、フィクションにもせず、現実を切り取るような映画』を指します。戦後イタリアの貧困を写実的に映し出すロケ撮影や子役・素人の抜擢…
>>続きを読む仕事をするのに不可欠な自転車が盗まれてしまったので自転車を探し回るお話
普通に面白い。国全体が病んでいることが痛切に伝わってくる。
「自転車が盗まれる」ことをわかっているからこそ、序盤の主人公が自…
⚫︎「昔の名作を知ってる俺カッコいいでしょ?」的下心満載で観たが、完全に撃ち抜かれた。「貧すれば鈍する」を地で行った、リアリズムの名作。
⚫︎白眉のラストシーン...父と息子に会話はない。でも確かに…
【生きるための罪は罰せられるか】
第二次世界大戦後の1948年のイタリアで作られた、ヴィットリオ・デ・シーカ監督のネオレアリズモ映画の代表作。
〈あらすじ〉
失業中のアントニオは、ようやく映画の…